現在は銀行ATMの仕事をしています。
ATMは一般のお客様に暗証番号を入力して頂いたうえで入出金などを処理を実行していますが、
入力時に暗証番号が他人から簡単に見えないよう、セキュリティ強化対応を行っています。
現在はPG(プログラミング)などの工程を完了し、リリースのためのテストを実施しています。
お客様のご要望をヒアリングし、それをもとに作っていきます。
大まかには、「要件定義→設計→構築→テスト→本番稼働→保守」といった流れです。
今回私が携わっているプロジェクトでは、工程ごとに担当会社が別れている状態で業務を行っています。
そのため、システム全体がどのように動いてほしいか設計する工程(UI)とリリース前テスト(ST)などは私たちが担当し、
実際にプログラムを構築していく工程(PG)は他社の技術者が行いました。
また、システムを作るときは必ずしもこのような割り振りをするのではなく、システム内で機能を分け、
その機能ごとにUI~STまで一通りを一つの会社が担当するという場合もあります。
新しいことをやるのはやはり苦労しますね。
「こうしたい」という目標に対して道筋が一本通っているなら進むのは簡単ですが、
足りない情報を補ったり試行錯誤しながら仕事を進めないといけないので苦労します。
時には全く関わったことのない部署に相談や提案に行って、いろんな人を巻き込みながらでないとすすめられない仕事もあるので。
そうするとどうしても時間がかかってしまったり、一人あたりの作業量が増えてしまったりしがちなこともあります。
限られたメンバーでやって仕事をやりきらないといけないのは大変です。
開発の他に保守も同時に担当しているため、現在稼働しているフィールドのATMの動作に対しても気を配っていかないといけないのは大変です。
「こういう問い合わせが来ているがどうしたらよいか?何故このような動作をするのか?」という話が回ってくることがありますが、
必ずしも現行稼働中のものも自分が携わってたというわけではないことが多いので、
昔の仕様書をひっくり返して確認した上で対応する必要があって、開発に充てる時間が少なくなったりして…夜遅くまで頑張ってしまうことも、時にはありましたね(苦笑)
長く苦しい(笑)開発期間を終え、実際に稼働しているところを見ると「やった!」という気持ちになります。
システムって、見えないところをガリガリ作りこんでいくわけですけど、
銀行ATMの場合、作ったものの動きがATMの画面を通してはっきりと見えるので達成感があります。
作ったシステムが無事稼働するかどうか、いつもどきどきしてしまいますが、苦労した分稼働が楽しみでもあります。
また、先ほど「新しいことをやるのは苦労する」とお話ししましたが、逆にそれがやりがいでもあります。
私の場合、入社して3~4年くらいはガリガリプログラムを作るということが多かったですが、ここ暫くはそういうことは少なくなりましたね。
仕事をする立場が、プログラマではなくシステムエンジニアとして、システム全体を俯瞰して見て仕事を進行させていく方向に変わってきたからです。
具体的には、プログラマの時はあまりやらなかった仕様書作りや、お客さんとの打ち合わせが主な仕事になっています。
仕事の仕方が変わったので新しいことをやる機会が増えて、モチベーションも保てます。
仕事にしても趣味にしても、ずっと同じことをやっているのはつまらないですから、新しいことにどんどん挑戦して、
自分が本当にやりたいことをもっと見つけていきたいです。
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